動線

未分類
沖縄の民芸品

 以前は何をするにもムダな動きをすまいと動線を短くすることを心掛けていたが、今は逆の動きをすることがある。

 年を取ると運動量が激減するので、意図して動線を長くするのだ。たとえば紙を切って糊で貼るのでも、まずハサミを持って来て切り、それからハサミを戻すときに糊を持って来る。このように年を取ると、今までと違った合理性を求めることがある。

 そもそも合理性は人によって違っていて、単に動線のことだけでなく、さまざまなことがひとつのルールで収められないのだ。

 ゆえにルール化はたくさんの例外を認めて行くのが正しい。人や社会は、なるべくひとつのルールで押し切ろうとするが、そもそもとても無謀なことをしているのだと考えたが良さそうだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました