力になり得るもの

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 ユヴァル・ノア・ハラリの「サピエンス全史」によると、人の作った文化や社会の仕組みなどはすべてフィクションであり、人はそれらによっては真の幸福を感じられず、そのために苦しむことになるという。

 もしそうであれば、人が満足できるものは本能によるものの他は、ちょっとした愛情や微かな人としての誇りだけではないかと思ってしまう。

 だから、他のことはさほど生きる力にならず、それらだけが最終的に力になり得るような気がする。

 それらは老いても持つことができるだろうから、老人もどうにかして生きる力とそれによる幸福感を得ることができると思いたい。

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