余暇はテニスや囲碁をしたりして遊ぶが、目的の半分は仲間と会うためである。働いているのもお金を稼ぐためだが、半分は同僚と会うためである。
若い人は遊びや働くこと自体が主になりがちだろうが、老人はたぶん私と似たような感じだと思う。老人になると人と接触することの価値が上がる。それは、人と接触する機会が減り、心寂しいからに他ならない。
人は本来、競争に勝つことが嬉しいだけでなく、みんなと会っていろいろやりとりするのが嬉しいのだ。
そして、そのふれあいは必ずしも中身が濃い必要はなくて、ちょっとしたことであってもそれなりに満足できる。そういう意味では、やはり自分のためにみんながいて、みんなのために自分がいる。
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