老人の流儀

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那覇市おもろまち

 今度働き出したところには、私の他に老人の男性が4人いる。その人たちとは年齢も近いので話をし易い。

 話をして一番楽しいのは、相手の気持ちが分かることである。同じ老人の立場なので、いろんなことへ抱く感情にも納得できるものが多く、たいていの話は笑ってしまうものである。

 たとえひどい話でも、老人なので時間が経って悪感情も収まっていて、笑い話になっているものが多いし、ひどいことが現在進行形のものでも諦めと優しさとが混じって、怒りはあまり入っていない。

 利害の対立があっても、それは当然のことと思ったり、気長に対処しようとしたり、ちょっと面白がったりもしている。これが、老人の流儀なのだと思う。

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