環境

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沖縄 夏空

 人は、見事に環境に左右されるようだ。

 ちょっとだけ知っている親子(母と子)がいて、その子は母親以外の誰にも心開かず、学校にも通えなかった。ところが、離婚して母親が実家に戻ると、普通に学校に通い始めたという。その子のことを知っている者は、それを聞いて皆一様に驚いた。あり得ないようなことだったからだ。

 察するに、実家に戻ってまずは母親の精神状態が変わったのだろう。母親が変わったのは環境が変わり、そこに爺さん婆さんがい たからだ。そして母親が変わって、子供の精神状態も変わった。結局、子供が学校に通えなかった原因は、その子の問題ではなく母親と家庭の状況にあったのだ。

 老人は、自らが環境に左右されるが、同時に子や孫の環境を作る立場でもある。この親子のことで、改めて環境の大事さを思った。

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