2年ほど前、ひどい風邪で1週間ほど寝込んだ。具合も悪かったし、大事なことを控えていたので、とにかく早く治そうと安静にしていた。
でも、それがいけなかった。後で分かったことだが、私は首の骨が前傾して頭を筋肉で支える状態になっており、1週間寝込んだことで首の筋肉が衰えて スジが張り神経を圧迫した。そのため、全身に神経痛としびれが生じ、さらに元々閉所恐怖症だったのがひどくなってうつ状態になった。
肉体的な症状はまだ耐えられた。しかし、閉所恐怖症で家にいることもできなくなり、またうつで何をしても気分が滅入った。夜間ヘトヘトになるまで歩き家に戻るが、怖くて一睡もできず、昼間近くの公園へ行って寝るという日が続いた。
幸いその後、腕のいい医者に出会い、病気の原因が判明し、首を動かして筋肉ができると全て治った。ただ、その医者から「病気で寝込むとまた同じようになる。せいぜい足掻いて生きろ。」と言われた。一生動いて生きるしかなくなった。病気になれない病気という変な病気になった。
コメント