老人にできることは、一般に限られる。いろんな能力が落ちているので、仕方がないことだが、、、。
でも、何かしないと存在の意味がない。では、何をするか。ひとつの理想を言えば、ジッとしていて存在感があることだろう。ただこれは難しい。人はつい手出し、口出しをたくなるもので、余計なことをしないのは難しい。
能力が落ちているからできることが限られ、かといってジッとしていることも難しく、また今更鬼の努力もできないから新たな能力を身につけることもたいへんで、八方ふさがりだ。
だから、ほどほど役立つことを狙えば良いと思うが、ほど良い味わいやソフトな知性を出すこともかなりの難儀である。
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