沖縄に住んで3年余り経つが、沖縄の人々とはすぐに親しくなった。ほとんどは囲碁やテニスの趣味を通じたものである。
初対面の人と親しくなるには、趣味を介するのが一番早い。それに趣味によるつき合いは年齢を問わないから、老人にとってはありがたい道具だ。
特に沖縄では、「一度会えば兄弟」という他人を排除しない優しさ、人情があるから、囲碁もテニスもメンバーと知り合った日から距離を感じなかった。
若い頃、趣味は単に楽しむものだった。しかし年を取ると、衰えがちな頭や体を使うという新たな目的が加わる。老人にとって欠かせないものである。
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