別のドア

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街の風景 那覇市

 去年、ある国家試験を受けたが、途中で疲労感が出て集中力がなくなり、時間中に回復できないというひどい醜態だった。

 このことで自分の体力をハッキリと知ることになり、今後はどんな試験も受けることを止めにした。それは自分のひとつのドアを完全に閉ざすことになった。

 幸いにも「一つのドアが閉じれば別のドアが開く。」となって、やっと開いたのが今の仕事である。だがこのドアも時間の問題で、ほどなく閉じる。

 老化は次々とドアを閉ざして行く。次のドアを開くのはかなり難しい。

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