慣れない積極性

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国場川

 人生を楽しめるかどうかは、ほぼ自分にかかっている。それには、辛いことや面白くないことがあっても、積極的になることが必要であろう。

 これまで、私にはそうした積極性が足りなかった。くだらないことですぐに悲観的になったり投げやりになって消極的になった。

 今さら自分のそうした不甲斐なさを嘆いても仕方がないと思うのだが、最近、眠りが浅い状態のときに急に不安になって目を覚ますときがある。でも、何を不安に思っていたか思い出せない。

 原因を知りたいが方法がないので、とりあえず何かを変えてみようと日頃の小さな出来事に対して慣れない積極性を試みている。欠陥が多過ぎて見当が付かないので、いちいち試してみるしかないのである。

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