家族の誰かに心配ごとがあるとき、口出しをするか黙っているか迷いながらも、何かを言いたくなる。
でもそんなときは、通常、当人も心穏やかでないから、変に口出しされたら反論したくなる。そして、やり取りして関係が悪くなったら、かえってややこしくなる。
やはり、仲が良いことが解決の早道だろう。だから、当人が相談するのを待つのが良いだろうが、それまではどうしようかと考えがちだ。
だがこの点につき、私はあえて当人のことを信じて待ちたいと思う。老いてスローダウンした人間には、それが一番ふさわしいと思うのだ。
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