音楽

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那覇港泊ふ頭

 若い頃は、自分が音楽好きだと思っていた。聞くのはクラシックが多かったが、室内楽が好きで演奏家にこだわり、音響もある程度の質を求めた。中年の頃は、傾向が変わりポップなどもよく聴いた。

 でも、老人になりかけの頃から、音楽をほとんど聴かなくなった。ただ、音楽が嫌いになった訳ではない。何となく、音楽が自分にとって必要なものでなくなった感じである。替わりに何かが好きになったかというと、それもない。

 たぶんこれも、老化の所為だと思う。だとすれば、老化が好きという感情すら失わせるのであり、少なからず驚かされる。

 もっと年を取れば、さらに好きなものがなくなり、そうやって心も枯れて行くのだろう。その時は神経も鈍麻して侘しさもあまり感じなくなるんだろうか。

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